古くから世界各地で神と人との橋渡しの役割を担ってきた兎。
花兎(花うさぎ)、月と兎(月とうさぎ)、波兎(波うさぎ)の
3つのキーワードが図案に織り込まれた『迎え兎』です。
表側は、後ろを振り向く兎の背景に大きな丸い月が在り
その月の中に宝相華が映り込んでいるようなイメージです。
【花兎(花うさぎ)とは】
花樹の元で、後ろを振り向いて耳を立てている兎の意匠で
花兎文(はなうさぎもん)、角倉金襴とも呼ばれています。
この花兎の容姿を『迎え兎』のシルエットに迎え想作致しました。
「迎」の字は道を表す之繞(しんにょう)に卯という構成になっています。
兎には「躍動的で、前に駆け進む」といったイメージがよく重ねられますが
『迎え兎』では「迎」の字を、道を歩み続けている途中で見つけた拠り所で
家族や友、また絶好の機会などを待ち受けているようなイメージに重ねました。
兎の背景にある花は宝相華で、牡丹・蓮・芙蓉の断片を
取り合わせた空想上の花(華)の文様が表わされています。
裏側は、月面風のテクスチャーが施された大きな三日月が
帯締や根付紐などが通るフックとしての役割を担っており
卯年の守り本尊「文殊菩薩」の『マン』も浮き彫りされています。
また、大きな三日月に呼応するような波模様が彫り込まれており
「月夜のビッグウェイヴ」が裏面の景色として描かれています。
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