友達が前日「近所の畑で土器片を見つけた」と言って 「おはじき」や「三つ巴模様」の土器片を見せてくれた。 確か職員室の前に大きな土器が展示されていて 校内の敷地から出土した時の写真もあった。 土器も見つけられるかもしれない…と思った僕らは 早速、放課後3〜4人の友達と発掘調査に出掛けた。 現場に到着するなり土器を探しはじめた。 当時9歳の調査隊長M君が「おはじき」と呼ぶ1.5cmくらいの 丸い土器片はちらほら散らばっていたが 「おはじき」には目もくれず大物狙いで探索していると 「おはじき」よりの2倍ほどの大きさの歪んだ土器片を発見した。 無気味な表情のお爺さんのような顔が現われギョっとした。 と、調査隊長M君が僕が発掘した物を羨ましそうに見入っていた。 小3の僕は「ひょっとこ」という存在すら知らなかったが 調査隊長M君は所謂「物知り博士」で、ひょとこを知っていた。 内心「何か変な顔で気味悪いなあ」と思っていた。 (↑9歳児の印象で、今はむしろ愛らしいです☆) ![]() 特にオーパーツ系の話が好きな人にコレを見せる度に 語り尽くせない真実がもどかしく、その正体が知りたかった。 「ひょっとこ 発掘」・・・擦りもしない 他にも思い付くワードを色々と入力するも尽くハズレ… 「ひょっとこ 出土」で検索してみたところ、 似たような土器片が幾つも掲載されてるページを発見。 その内容をじっくり見てみると「泥面子」と記されている。 江戸時代中期から幕末にかけて流行した元々は大人の博打で 「穴一遊び」という地面に穴を堀り、その穴めがけて銭を投げ 穴に入れば自分のものとなるという、メンコの先駆けとされ 子供達の間で広まった際に、銭の代わりに土で作った面子が 泥面子としてお目見えした…という事らしい。 この「ひょっとこ」のような面形も色々あったようだ。 お面を小さくしたようなモノ=お面の子供バージョン →『面子』だとも云われているそうです。 これがメンコの祖先だったとは・・・。 26年間も抱き続けた小さな浪漫が遂に解明された瞬間だった☆ その出来映えには雲泥の差があるようだ。 見当たらない(親バカみたいだが…)。 イヤ、でも本当に作りも表情もモノ凄く良いのです。 なぎら健一さんに似ている・・・命名:ナギラ〜☆ 〜その後に蒐集した泥面子コレクション〜
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