☆
「素材の個性を尊重するということは、作者の意図を押し付けではなく
素材の魅力を導き出して活かすという、素材との共同創作ともいえます」
御蔵島(三宅島近郊)産と伊勢のあさま山で育った黄楊を好んで使ってきたが
2001年からは鹿角(本土産を特に好む)を用いた作品も多く見られるようになった。
鹿角との出逢いはその独特な風合いにある素材としての欠点を『素材の魅力』と捉え
素材から呼応するように意匠が展開するという一風根付のスタイルを確立させたといえる。
専ら鹿角や象牙が定番の素材と成りつつあるが、タグアナッツなどのような
多くの彫刻作家が敬遠してきた素材にも挑戦すると共に、2012年からは
色金(銅合金を着色したもの)や金工にも視野を広げ、作品に取り入れられている。
また今後の目標として、黄楊以外の木彫に改めて向かい合う事も掲げている。
黄楊、象牙、鹿角、タグアナッツ、オニグルミと桃の種など木の実類、
オノオレカンバ、鉄刀木、シャムガキ、黒檀、紅木、ピンクアイボリー etc
Copyright ippu@quricala., All Rights Reserved.
☆ |