〜2007年〜

南の果て 大地の記憶(象牙、黒壇)



御依頼主様の南極地域観測50周年記念に製作した作品。

アデリーペンギンが首をすくめて極寒に耐えている図で
目が虹色なのはオーロラが映っている様子を表しており
脚下の氷塊の裏に砕氷艦が氷を割って進む様子が彫られている。

御依頼主様の思い出を一風なりに解釈した作品である。

〜内山コレクション〜


さくら(象牙)




桜の精…「さくら」。

桜には、一斉に咲く華やかさと
パァーッと散ってしまう儚さを感じるが
桜は散ったと同時に新たな支度を始めているのです。

そんな状況を、お出かけ前にペディキュアを塗って
「支度している女性の姿」に重ね合わせた作品である。
そのような情景やポーズが一風の男心をくすぐるのであろう…。

背中の羽根が桜の花びらのように見える所が如何にも一風らしい。

〜内山コレクション〜


楽々〜差根付〜(鹿角)




大切そうにホタテ貝を小脇に抱える蛸の図で
はち巻きを(実際は胴に当たる部分ですが)している。

八本足の蛸、はち巻きのはち、ホタテ貝の形は『八』繋がり
『八』そのものが末広がりである事からも
持ち主の方の繁栄を願い、彫り込まれている。

はち巻きが昆布に見立ててあるのは「よろこぶ」に通じる。

〜内山コレクション〜


Copyright ippu@quricala, All Rights Reserved.