〜2000年〜

『平穏』(タグアナッツ/鹿角)

 以前、山の中で遭遇した猿達の
 平和な暮らしを目の当たりにし
 その時の様子を思い浮かべながら
 制作された一風の願い・・・。


〜扇蔵〜

『和み』(象牙)

 一風家で飼われていたハムスター
(通称:ハムゾー)をモデルに制作。
 根付のように愛らしいその姿が時に
 一風の家族を和ませてくれたという。


『猿猴と鯰』(象牙)

 日本では、ほぼ絶滅したと言われる
 カワウソという愛らしい動物を
 ずっと忘れないで欲しいという願いを
 長い者つながりで鯰と絡めた作品。
 (高知県ではカワウソを猿猴とも)


『己を磨く』(黄楊)

 鬼が、己を託した玉を
 磨いているその姿は、まさに
「鬼のように己を磨け!」という
 一風自身が制作に取り組む姿勢か?

 当初、玉は砥石、
 布は刃物であったが
 制作途中で現状に変更された。




『虫の居所が…』マホガニー
鬼が禅の書物を読みふけっている中
蝉が鬼の背中に留まって啼き始め
そのやかましさに鬼の顔が歪む。
・・・虫の居所が悪いのです。

『帰ろかな』(象牙)

 柿をほおばり、そろそろ山に
 帰ろかなと想っている河童の姿。
 河童は秋になると山に帰り
 山童になると言われています。

Copyright ippu@quricala, All Rights Reserved.